LP制作をフリーランスに依頼する相場は?失敗しない依頼先の見極め方を解説
LP制作をフリーランスに依頼したいけれど、
「相場はどれくらいなのか」
「この予算で、どこまで対応してもらえるのか」
「誰に依頼すれば、きちんと伝わるLPにしてもらえるのか」
と迷っていませんか。
LP制作は、依頼先によって料金も対応範囲も大きく変わります。
同じ「LP制作」でも、テンプレートのLP制作、オリジナルデザイン、構成・デザイン・構築まで対応に含むのかなどによって、必要な費用は変わります。
また、フリーランスといっても、デザインのみ対応の人、構築まで対応できる人、外部パートナーと連携して進める人など、対応範囲はさまざまです。
大切なのは、費用だけで判断しないことです。
自社の予算内でどこまで依頼できるのか、商品やサービスの魅力が伝わるLPを作ってもらえるのかまで見ておくと、依頼先を選びやすくなります。
この記事では、LP制作をフリーランスに依頼する場合の相場と、依頼前に確認したい制作範囲、失敗しない依頼先の見極め方について解説します。
まずはLP制作全体の費用相場を知る

LP制作を依頼する前に、まずはLP制作全体の費用感を知っておくと判断しやすくなります。
理由は、LP制作の料金は「どこまで依頼するか」によって大きく変わるからです。デザインのみ、構築込み、構成や原稿整理込み、広告改善まで含む場合では、必要な作業量が異なります。
大まかには以下を目安にするとわかりやすいです。
| 価格帯 | 依頼できる内容の目安 | 向いているケース | 発注先の例 | 制作期間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 10万円未満 | テンプレートを使ったLP、簡易LP | 必要最低限の内容で制作したい | 駆け出しフリーランス、クラウドソーシング | 1〜3週間 |
| 10万〜40万円 | オリジナルデザイン、スマホ対応 | 見た目と導線を整えたい | フリーランス、小規模制作会社 | 3〜6週間 |
| 40万〜60万円 | 構成整理・デザイン・構築 | 制作をまとめて任せたい | 小〜中規模制作会社 | 1〜2ヶ月 |
| 60万円以上 | 戦略設計・制作・改善提案 | 成果改善やLP運用まで任せたい | 大規模制作会社、マーケティング会社 | 2〜3ヶ月以上 |
費用が抑えられている場合は、発注者側で準備するものや判断することが多くなる傾向があります。
たとえば、原稿、写真素材、構成、参考デザインなどを自社で用意する必要があるケースもあります。
一方で、費用が高くなるほど、制作側に任せられる範囲が広がります。構成や原稿整理、デザイン、コーディング、公開作業、広告運用まで含まれる場合もあり、発注者側の手間は少なくなります。
ただし、発注先は金額だけで決まるわけではありません。フリーランスでも30万円以上のLP制作に対応している人はいますし、制作会社でも低価格プランを用意している場合があります。
そのため、相場を見るときは「フリーランスだから安い」「制作会社だから高い」と決めつけるのではなく、その金額でどこまで対応してもらえるのかを確認しておくと安心です。
この記事では、この中でも特に「フリーランスにLP制作を依頼する場合」の相場と確認ポイントに絞って解説します。
10万〜30万円前後は、フリーランスに依頼する場合のひとつの目安
フリーランスにLP制作を依頼する場合、10万円〜30万円前後は、ひとつの目安になります。
ただし、この価格帯だから簡易的な制作、この金額以上だから高品質な制作、というように一概に判断できるものではありません。
LP制作の費用は、ページの長さ、構成や原稿整理の有無、デザインの作り込み、レスポンシブ対応、構築や公開作業の有無などによって変わります。
また、同じフリーランスでも、制作経験や得意分野、対応範囲によって金額には幅があります。10万〜30万円前後で対応している人もいれば、構成設計や原稿整理、構築まで含めて40万円〜60万円以上で受けている人もいます。
そのため、相場を見るときは「高い・安い」だけで判断せず、その金額でどこまで対応してもらえるのか、どのような進め方で制作してもらえるのかを確認しておくことが大切です。
構成・原稿整理・構築まで含むと、費用は変わりやすい

一般的に、LP制作は対応範囲が広がるほど費用も高くなる傾向があります。
デザイン作成だけでなく、構成づくりや原稿整理、構築まで含める場合は、その分作業量や確認項目も増えるためです。
たとえば、構成から相談する場合は、「何を、どの順番で、どのように伝えるか」を整理する必要があります。
LPは基本的に1枚のページ構成が多いですが、ただ情報を並べればよいわけではありません。
ファーストビューで何を伝えるのか、サービスの強みをどこで見せるのか、お客様の声や実績をどのタイミングで出すのかによって、読者の受け取り方は変わります。
原稿整理まで依頼する場合も同じです。支給された原稿をそのまま配置するだけでなく、伝わりやすい見出しや文章量、強調するポイントを考える必要があります。
また、構築まで依頼する場合は、デザインをWeb上で表示できる形にする作業が必要です。コーディング、WordPress実装、フォーム設置、公開前の確認などが含まれることもあり、デザインのみの場合より費用は上がります。
相場より低い場合は、何が含まれていないかを確認する
LP制作の見積もりが相場より低い場合、まず確認したいのは「どの範囲まで含まれているのか」です。
費用が低い=問題というわけではありません。
実績作りのために価格を抑えて対応しているフリーランスもいますし、テンプレート制作、デザインのみ、原稿支給前提など、対応範囲を限定しているから費用を抑えられている場合もあります。
ただし、相場より低い見積もりほど、別料金になる範囲は確認しておく必要があります。
たとえば、次のような項目は、見積もりに含まれている場合もあれば、オプションとして別途費用が設定されている場合もあります。
- スマホ版デザイン
- 構成作成
- 原稿整理
- 画像選定
- 追加修正
- デザインデータの提供
- コーディング
- WordPress実装
- 公開作業
最初の見積もりでは費用を抑えられるように見えても、必要な作業を追加した結果、想定より費用が上がることもあります。
見積もりを比較するときは、金額だけではなく、総額と対応範囲をセットで見ることが大切です。
LP制作を依頼する前に確認したい対応範囲
LP制作の見積もりを見るときは、金額だけでなく「その料金に何が含まれているのか」を確認しておくことが大切です。
同じ「LP制作」という言葉でも、対応範囲は制作者によって異なります。デザインのみの場合もあれば、構成や原稿整理、コーディング、WordPress実装、公開作業まで含まれる場合もあります。
ここでは、依頼前に確認しておきたい主な項目を整理します。
デザインのみか、構成から相談できるか
まず確認したいのは、依頼できる範囲が「デザインのみ」なのか、「構成から相談できる」のかです。
すでにワイヤーフレームや原稿があり、「この内容をLPとして見やすく整えてほしい」という場合は、デザイン中心で進めやすくなります。

一方で、「何を載せればよいかわからない」「今ある情報をLPとして整理したい」という場合は、構成づくりから相談できる相手を選ぶ必要があります。
見積もりを確認するときは、構成作成やワイヤーフレーム作成が含まれているかを確認しておきましょう。
原稿は完全支給か、見せ方まで相談できるか
次に確認したいのは、原稿の扱いです。
支給した原稿をそのまま配置する前提なのか、見出しや訴求の見せ方まで調整してもらえるのかによって、制作内容は変わります。
たとえば、商品の特徴が複数ある場合、すべてを同じ強さで見せると、何が一番伝えたいことなのかわかりにくくなることがあります。
原稿がある場合でも、「文章はそのまま配置する前提なのか」「見出しや訴求の整理も相談できるのか」は確認しておきましょう。
PC・スマホでの見え方を確認する

LP制作を依頼するときは、PC・スマホそれぞれでどのように見えるのかも確認しておきたい項目です。
LPは、見る環境によって適した見せ方が変わります。スマートフォンで見られることが多いLPもあれば、BtoB商材や高単価サービスのように、PCで比較検討されやすいLPもあります。
依頼前には、レスポンシブ対応やスマホ向けの表示調整がどこまで含まれているのかを確認しておくと、公開後の見え方のズレを防ぎやすくなります。
修正回数・納品形式・構築対応も確認しておく
修正回数・納品形式・構築対応の有無も、依頼前に確認しておきたい項目です。
たとえば、編集可能なデザインデータで納品されるのか、画像データのみでの納品なのかによって、次に作業する人の進めやすさが変わります。
また、コーディングやWordPress実装、公開作業まで含まれているのかどうかも確認しておきましょう。
依頼前には、以下の項目を確認しておくと安心です。
- 修正は何回まで含まれるか
- 納品形式は何か
- 編集可能なデザインデータをもらえるか
- コーディングは含まれるか
- WordPress実装や公開作業は対応可能か
LP制作の見積もりを比較するときは、金額だけではなく、対応範囲まで含めて見ることが大切です。
フリーランスに依頼して失敗しないための注意点

LP制作をフリーランスに依頼するときは、見積もり金額だけで判断しないことが大切です。
フリーランスは、制作者によって得意分野や対応範囲、制作の進め方が大きく異なります。
金額だけを見て依頼先を決めてしまうと、あとから「思っていた範囲まで対応してもらえなかった」「追加で費用が必要になった」「仕上がりが期待と違った」ということが起こる可能性があります。
ここでは、依頼前に確認しておきたいポイントを整理します。
費用を抑えられる理由を確認する
見積もりの費用が相場より低い場合は、まずその理由を確認しておきましょう。
費用が低いこと自体が問題なのではありません。実績作りのために価格を抑えている場合もあれば、対応範囲を限定している場合もあります。テンプレートを活用して制作することで、費用を抑えているケースもあります。
たとえば、原稿や構成がすでに用意されていて、制作者は言われた通りにデザインや構築のみを担当する場合は、比較的費用を抑えやすくなります。また、駆け出しのフリーランスが実績作りのために、通常より低めの価格で受けていることもあります。
大切なのは、費用が低いことそのものではなく、その金額でどこまで対応してもらえるのかが明確になっているかです。見積もりの段階で、対応範囲や追加費用が発生する条件を確認しておくと安心です。
実績作り中で費用を抑えているケース
フリーランスの中には、実績作りのために相場より低めの価格でLP制作を受けている人もいます。
この場合、費用を抑えながら依頼できる可能性があります。ただし、依頼前には、LP全体の制作経験があるかを確認しておきましょう。
バナーやSNS画像の実績が多くても、LPのように1ページ全体の流れを考える制作経験が少ない場合、仕上がりに不安が残ることがあります。LP制作では、ファーストビュー、訴求の流れ、CTA、スマホでの見え方、構築までの流れなど、ページ全体を見て設計する力が必要です。
依頼前には、過去のLP制作実績、PC・スマホでの見え方、制作の進め方、構築まで対応できるかを確認しておくと判断しやすくなります。
対応範囲を限定しているケース
費用が抑えられている理由として、対応範囲が限定されているケースもあります。
たとえば、原稿支給前提、構成支給前提、デザインのみ対応、修正回数が少ない、構築や公開作業は別対応、というように、制作者側の作業範囲を絞っている場合です。
この場合、発注者側で原稿・構成・素材を用意できるなら、必要な部分だけを依頼できるため、費用を抑えやすくなります。
一方で、「何を載せればいいかわからない」「原稿の見せ方も相談したい」「構築や公開まで任せたい」という場合は、限定された範囲のプランでは足りない可能性があります。
費用だけを見るのではなく、自社がどこまで準備できるのか、どこから制作者に任せたいのかを整理してから依頼先を選ぶことが大切です。
テンプレート寄りの制作になるケース
費用を抑えたLP制作では、テンプレートや既存の型を活用して制作するケースもあります。
テンプレートを使うこと自体が悪いわけではありません。短期間で制作しやすく、費用を抑えられるメリットもあります。
ただし、商品やサービスに合わせた見せ方が弱くなることもあります。どの業種でも使えそうな構成になっていたり、写真や色を変えただけの印象になっていたりすると、LPとしての説得力が弱くなる場合があります。
特に、女性向け商材、美容、クリニック、サービス系のLPでは、清潔感、信頼感、上質感、親しみやすさなど、ターゲットに合わせた印象づくりが重要です。
テンプレートを活用する場合でも、自社の商品やサービスに合った見せ方に調整してもらえるかを確認しておきましょう。
フリーランスに依頼する前に確認したいポイント

LP制作をフリーランスに依頼するときは、料金や制作範囲だけでなく、「自社の商品やサービスを理解して制作してくれそうか」も確認しておきたいポイントです。
同じフリーランスでも、得意な見せ方や制作時に重視していることは異なります。見積もり金額だけでは、その人がどこまで考えて制作してくれるかまでは判断しにくいものです。
ここでは、依頼前に見ておきたいポイントを整理します。
過去の制作実績から、見せ方の幅を見る
依頼前には、過去の制作実績を確認しておきましょう。
ただし、必ずしも自社と同じ業種の実績が必要というわけではありません。近いジャンルの実績があれば判断しやすいですが、業種が違っていても、商品やサービスに合わせて見せ方を変えられているかを見ることが大切です。
たとえば、実績を見るときは「自社と同じ業界か」だけでなく、以下のような点を確認すると判断しやすくなります。
- 情報がわかりやすく整理されているか
- 商品やサービスごとに印象が作り分けられているか
- 必要な印象に合わせて表現できているか
- ファーストビューで何のLPか伝わりやすいか
- ボタンや問い合わせまでの導線がわかりやすいか
同じ業種の実績があると安心材料にはなりますが、それだけで判断する必要はありません。
むしろ、複数のジャンルで実績がある場合は、商材ごとに見せ方を考えて制作できる可能性があります。
自社の商品やサービスの魅力をどう見せてもらえそうか、実績全体の雰囲気や情報整理の仕方を見て判断するとよいでしょう。
商品やサービスを理解しようとしてくれるか
LP制作を依頼する前には、制作者が商品やサービスをどのように理解しようとしてくれるかも見ておきたいポイントです。
ただし、質問項目が多ければよいというわけではありません。大切なのは、商品やサービスの特徴、ターゲット、読者が感じる不安、選ばれている理由などを整理しながら、LPで何をどう見せるべきかを考えてくれるかです。
LPは、見た目を整えるだけではなく、掲載する情報の優先順位や、読者に持ってもらいたい印象によって仕上がりが変わります。
そのため、制作前の段階で、ただ希望の色や雰囲気を聞くだけでなく、商品やサービスの背景まで理解しようとしてくれる相手だと、認識のズレを減らしやすくなります。
公開後の使い方まで考えてくれるか
LPは、完成して終わりではありません。公開後に広告で使うのか、SNSから流入させるのか、既存サイトから誘導するのかによって、必要な見せ方や導線が変わります。
そのため、依頼前の段階で「このLPをどこで使う予定なのか」「どのような流入を想定しているのか」まで確認してくれる相手だと、目的に合ったLPになりやすくなります。
たとえば、広告用LPであれば、流入直後に何を伝えるか、申し込みまでの導線をどう設計するかが重要になりやすいです。一方で、既存サイト内のサービス紹介LPであれば、会社全体の信頼感や既存ページとのトーンの統一も大切になります。
もちろん、公開後の成果は広告運用、流入経路、商品力、価格、オファーなどにも左右されます。LP制作だけですべてが決まるわけではありません。
それでも、公開後にどのように使うLPなのかを確認したうえで制作してくれる相手であれば、見た目だけでなく、目的に合わせた見せ方を考えてもらいやすくなります。
フリーランスに依頼するのが向いているケース・向いていないケース

LP制作は、フリーランスに依頼するのが向いている場合もあれば、制作会社に依頼した方が進めやすい場合もあります。
大きな違いは、対応できる作業内容だけではなく、制作に関わる人数や体制です。フリーランスでも、デザイン・構築・広告運用・戦略設計まで対応できる人はいます。反対に、制作会社でも対応範囲が限定されている場合もあります。
そのため、「何ができるか」だけでなく、「どのような体制で進めたいか」で考えると判断しやすくなります。
フリーランスに向いているケース
フリーランスへの依頼が向いているのは、制作者本人と直接やり取りしながら進めたい場合です。
たとえば、商品やサービスの見せ方を相談しながら進めたい、デザインの細かなニュアンスを直接伝えたい、やり取りの相手をできるだけ少なくしたい、というケースです。
フリーランスの場合、ヒアリングから制作まで同じ人が担当することも多く、意図や温度感を共有しやすいことがあります。
また、社内に構築担当者がいる、広告運用は別の専門家に依頼しているなど、必要な部分だけ外部に依頼したい場合も、フリーランスと相性がよいことがあります。
制作会社に向いているケース
制作会社への依頼が向いているのは、複数の専門職に分担して進めてほしい場合です。
たとえば、ディレクターに進行管理を任せたい、ライター・デザイナー・コーダー・広告運用担当など、それぞれの専門家に分業してもらいたい、複数人の視点で確認しながら進めたい、というケースです。
社内確認が多い案件や、関係者が多い案件では、窓口や進行管理を担う人がいる方が進めやすいこともあります。
また、短期間で複数の作業を同時に進める必要がある場合や、社内外の関係者を巻き込む案件では、チーム体制のある制作会社の方が安心な場合があります。
まとめ|相場を知ったうえで、自社に合う依頼先を見極めよう
LP制作をフリーランスに依頼する場合、費用は依頼する範囲によって大きく変わります。
簡易的なLP制作なのか、オリジナルデザインなのか、構成・デザイン・構築まで含むのかによって、必要な費用は変わります。そのため、まずは相場を知ったうえで、その金額にどこまでの作業が含まれているのかを確認することが大切です。
依頼先を選ぶときは、以下のような点を見ておきましょう。
- LP制作の費用に、どこまでの作業が含まれているか
- 構成・原稿整理・デザイン・構築のどこまで依頼できるか
- PC・スマホでの見え方まで考えてもらえるか
- 過去の実績から、見せ方の幅があるか
- 商品やサービスを理解しようとしてくれるか
- 公開後の使い方や流入経路まで考えてくれるか
自社の予算内でどこまで依頼したいのか、どのような体制で進めたいのかを整理したうえで、自社の商品やサービスに合う依頼先を見極めることが大切です。


